INTERVIEW
「自分ができる」から
「チームで成果を出す」へ。
IR広報部 IR課 課長
今の役職に至るまで、努力したことや印象に残ったことはありますか?
これまで意識してきたのは、「自分ができることを増やす」だけでなく、「組織として成果を出せる状態をつくること」です。特に印象に残っているのは、経営企画部時代にNEDOの国際実証研究へ応募した経験です。締切まで約3週間という限られた期間の中で、発電部や海外現地法人、外部企業と連携しながらプロジェクトを推進しました。発電分野は当時の私にとって専門外の領域も多く、知識を一から学びながら関係者の認識を揃える必要がありましたが、その過程で各部署が持つ専門性や強みを活かすことの重要性を実感しました。
この経験を通じて、成果は個人の力だけで生まれるものではなく、それぞれが役割を果たしながらチームとして取り組むことで最大化されると学びました。現在も、自分自身の成長だけでなく、組織全体として成果を出せる環境づくりを意識しながら業務に取り組んでいます。
異動など新しい挑戦の中で、どのようにスキルや視野が広がりましたか?
複数の部署を経験する中で、業務ごとに求められる視点や考え方が大きく異なることを実感してきました。例えば、小売営業では顧客との関係構築、経営企画や海外事業では全体最適や収益性、燃料調達ではコストと安定供給といったように、それぞれ異なる役割や責任があります。現在担当しているIR業務では、そうしたさまざまな視点を踏まえながら、会社全体の価値や成長戦略をどのように伝えるかを考えています。これまでの経験が、現在の業務にも大きく活きていると感じています。
また、新しい部署に異動した際には、まず業務全体の流れを理解し、その中で自分に求められる役割を把握することを意識してきました。こうした経験を重ねることで、多角的に物事を捉える力や、異なる立場の人と協働しながら成果を生み出す力が身についたと感じています。
後輩が増えてきた中で、仕事への向き合い方はどう変わりましたか?
後輩が増えてからは、「自分が成果を出す」こと以上に、「チームとして安定的に成果を出す」ことを意識するようになりました。以前は、自分で対応した方が早いと感じる場面もありましたが、それでは知識やノウハウが個人に蓄積されるだけで、組織としての成長にはつながりにくいと考えるようになりました。そのため現在は、業務の進め方や判断の背景をできるだけ共有し、誰が担当しても一定の品質で業務を進められる状態を目指しています。また、後輩が気軽に相談できる環境づくりにも力を入れています。
こうした取り組みを通じて、自分自身の意識も「個人の成果」から「組織の成果」へと変化しました。チーム全体で成果を生み出し、その成果を継続的に出せる仕組みをつくることに、大きなやりがいを感じています。
男性社員が多い業界でキャリアを築いていく若手社員、とくに女性に伝えたいことはありますか?
確かに業界全体としては男性社員が多い環境ではありますが、私自身はそれが仕事をする上で大きなハンデになると感じたことはありません。入社当時、小売営業の外回りを担当する女性社員は私一人でしたが、実際に仕事をしてみると、重要なのは性別ではなく、お客さまの視点に立って課題を捉え、解決策を考えることだと実感しました。その後、さまざまな部署を経験する中でも、その本質は変わらないと感じています。
一方で、最初から遠慮してしまうと、自ら可能性を狭めてしまうこともあると思います。私自身、目の前の業務に真摯に向き合いながら、周囲との信頼関係を築くことを意識してきました。その積み重ねが、結果として新しい役割や挑戦の機会につながったと感じています。性別にとらわれすぎず、自分にできることを一つずつ増やしていくことが、将来の選択肢を広げることにつながると思います。
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