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アグリゲーション事業
アグリゲーションとは
電気は、電力系統全体で需要量と供給量のバランスが崩れるとその特性により停電が発生するため、需要量と供給量の調整が必要です。例えば、太陽光発電は天候次第で発電量が変動するため、電力の需要とは差異が発生します(図①)。その発電の余剰分を蓄電池に貯め、電力不足時に活用することで需給バランスを調整することが可能です(図②)。その他にも電源供給力の引き上げ/下げや、需要の喚起/抑制等様々な対応方法があります。このように電源・需要リソースを束ねて、効率的に管理・活用することで需給バランスの差異調整を行うことを「アグリゲーション」と言います。
需給バランスの調整イメージ
日本は、2050年でのカーボンニュートラルの達成を宣言しています。その目標達成に向けて、2025年2月に発表した第7次エネルギー基本計画で、再エネ電源を現在の2倍にすることが示されています。太陽光発電や風力発電等の自然変動電源が主力化することで、それら様々な電源や需要リソースを束ね、需給バランスの差異調整を行うアグリゲーション機能が国全体として求められます。足元において、蓄電池の導入が加速しているのも、こうしたことが背景にあります。
宮崎県串間市蓄電所
※経済産業省「第7次エネルギー基本計画」(2025年7月)より当社作成
当社のアグリゲーション事業の全体像
当社のアグリゲーション事業では、発電・小売・トレーディングで培った知見を生かし、電力の需給調整や市場取引を通じて、電力利用の効率化と収益機会の創出を実現しています。当社が需要家と発電事業者の間に立ち、再エネの長期調達を可能にするコーポレートPPAも取り込み、電力が不足・混雑する時間帯に需要を抑えるDR(デマンドレスポンス)や、蓄電池の充放電、卸市場・容量市場・需給調整市場での取引によって収益を確保。再エネが増える社会で、安定供給に貢献します。
今後の展望
私たちは現在、大規模蓄電所の設置や取り扱う電源種の拡大、アグリゲーション受託業務の強化など、事業基盤の拡張を段階的に進めています。これらを最適運用することで、2030年以降には小売単体比で約30%の増収を見込んでおります。今後もパートナーの皆さまと共創を進め、事業領域の広がりと持続的な成長につなげていきたいと考えています。