GGL認証を取得したPKSをスピーディーに導入
日本では、2024年4⽉以降に行われる燃料取引において、FIT・FIP制度の適⽤を受けているすべてのバイオマス発電事業者に対し第三者認証の取得が義務づけられています。
これに先駆け当社グループでは、発電子会社であるイーレックスニューエナジー佐伯株式会社において2020年4月に発電事業者として日本初となる、パームヤシ殻(Palm Kernel Shell、以下PKS)を対象としたGGL認証(Green Gold Label)※1を取得しました。そして2023年9月には、FIT・FIP制度で認証材に求められるすべての手続きが適正に行われたPKSを沖縄県中城バイオマス発電所に納入しました。より環境や社会に配慮したなかで事業を発展させるべく、燃料調達から発電、電力販売までワンストップで担う当社の強みを活かし、スピード感をもってGGL認証付PKSの調達・導入を拡大していきます。
インドネシアから沖縄へ、最初のGGL認証付PKSが届くまでの道のりを、以下の動画でご覧いただけます。

- ※1.GGL認証(Green Gold Label)とは、調達されたバイオマス燃料が製造、加工、輸送、最終利用までの過程を網羅的に追跡・記録し、持続可能性を保証する国際的な第三者認証です。
持続可能なバイオマス発電事業推進を目指して
イーレックスでは、生態系保全や持続的なバイオマス燃料の活用に向けて、サプライチェーンの管理等をカバーする各種認証の取得に積極的に取り組んでおり、燃料調達子会社のイーレックスシンガポールにおいても、燃料用木質ペレットを対象にFSC™(森林管理協議会)認証※2およびPECF(森林認証プログラム)認証※3を取得しています。
- ※2. FSC™(Forest Stewardship Council™、森林管理協議会)は、責任ある森林管理を世界に普及させることを目的とする独立した非営利団体であり、国際的な森林認証制度を運営しています。
- ※3. PECF(Programme for the Endorsement of Forest Certification、森林認証プログラム)は、世界36国で、それぞれ独立して設立・運営されている森林認証制度を国際的に共通化・承認することを目的に、1999年に運営を開始した国際的NGOです。
発電事業者に求められる情報公開への対応
FIT/FIP制度に基づくバイオマス発電事業において使用したバイオマス燃料について、事業計画策定ガイドライン(バイオマス発電)に基づき、ライフサイクルGHGに係る自主的取組等の情報および持続可能性に係る情報を開示します。詳細は下記リンクよりご覧ください。