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日本の脱炭素社会の実現に向けて

バイオマス発電所ができるまで

1基のバイオマス発電所を建設し、稼働に至るまでには多くの時間と努力を要します。場所の選定、パートナー企業との協議、建設地域に住む皆様への十分な説明、そして環境への十分な配慮など、多岐にわたる項目を一つひとつ丁寧に調整し、私たちはこの巨大な施設をつくりあげていきます。

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着実な事業設計で計画をスタート

イメージ:着実な事業設計で計画をスタート

バイオマス発電所の建設地には、いくつかの立地条件があります。十分な敷地面積はもちろん、バイオマス燃料を輸送する大型船が停泊可能な水深の深い港が近くにあること。また、バイオマス燃料の搬送が容易であることや、送電線の空き容量があることも重要です。
また、事前に環境への影響を調査・予測・評価を行い、深刻な公害や自然破壊を防ぐことを目的に「環境アセスメント(環境影響評価)」を行います。何年もかけて、地域にお住まいの皆さまの理解と安心を得られるように説明会を開催したり、地方公共団体などの意見を取り入れながら、手続きを進めていきます。
建設にあたっては、地元企業や発電事業に理解のある事業者とのパートナーシップも重要です。当社の理念「共創の輪」の下、企業単体での事業推進ではなく、様々なパートナー企業と協働することで、互いにメリットをもたらすwin-winの関係を築くこととで事業を着実に実行し、成長することができるからです。

バイオマス燃料の安定調達が重要

イメージ:バイオマス燃料の安定調達が重要

バイオマス発電所を新設する上で、バイオマス燃料の確保は重要課題です。
イーレックスは、長期的、経済的かつ持続可能性を備えた燃料の安定確保に向け、現地サプライヤー、商社、海運会社などのパートナーとの連携を強化し、強固なサプライチェーンの確立に努めております。また、インドネシア企業と合弁会社を設立し、ストックパイル事業にも参画するなど、上流への進出も積極的に行っております。
加えて、2020年に、発電事業者としては日本初の、パームヤシ殻(PKS)を対象としたGGL(Green Gold Label)認証を取得するなど、生態系保全や持続的なバイオマス燃料の活用に向けて、サプライチェーンの管理等をカバーする各種認証の取得にも積極的に取組んでおります。

環境への配慮、地域との共生が鍵

イメージ:環境への配慮、地域との共生が鍵

バイオマス発電所が稼働することで、立地エリアの雇用の創出や、発電事業に絡む企業からの納税など地域の活性化に貢献することが可能になります。また、企業・団体、学校関係者様の発電所見学を積極的に開催するなど、さまざまな活動を通じて、周辺地域の皆さまから親しまれ、信頼される発電所づくりに取り組んでおります。
自然環境保護の観点を重視しつつ、人々がより暮らしやすい社会を目指すことがイーレックスの使命と考えております。

Interview
未来を創る環境事業に関わる意義は大きいと感じています

協和運輸株式会社
社長 徳平 豊 氏

イメージ:未来を創る環境事業に関わる意義は大きいと感じています
イメージ:未来を創る環境事業に関わる意義は大きいと感じています

当社がイーレックスさんのバイオマス発電事業に参加したのは、2013年5月に1万トンのPKSの荷役※からです。現在は、年間にPKS約10万トンの荷役・輸送を行っています。
もともと石炭輸送を扱っていますが、PKSは粉塵等が少ないので、まさにこれからの時代に相応しい環境にやさしい燃料と感じました。
地域という点では、当時、稼働が止まっていた太平洋セメント株式会社土佐工場の発電設備がバイオマス発電所として再び稼働したことで、当社を含む様々な企業がイーレックスさんと取引を持つことができ、地域の活性化に繋がりました。
私が特に感銘を受けたのは、大胆な発想と行動力で日本の脱炭素社会の実現に向けて邁進する、イーレックスさんのチャレンジ精神です。この事業に協力できることを誇りに思っています。

  • ※荷役とは、船で輸送された燃料の荷下ろし、発電所の燃料置き場への入庫・出庫を総称した作業。