Sustainability
環境への取り組み
イーレックスグループは、2030年ビジョンである「〜持続可能な社会の実現のために〜再生可能エネルギーをコアに電力新時代の先駆者になる」を実現すべく、環境面への取り組みを進めてきました。国内外でバイオマス発電所の運営・バイオマス燃料の開発を進めています。
TCFD提言に基づく開示
当社は、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)による提言への賛同を表明しました。これを機に、事業活動が環境に及ぼす影響を再認識し、情報開示の充実を図っていきます。またサステナビリティ委員会を中心とし、カーボンニュートラルへ向けた取り組みを積極的に行い、ステークホルダーの皆様と共にサステナブルな社会の実現を目指していきます。
環境関連データ
当社グループは2021年度分よりGHGプロトコルに基づくGHG排出量の算定を始めました。算定の対象となる活動や排出源ごとの算出手法を特定・整理しSCOPE1,2および3を計算しました。今後も継続して算定し当社グループ事業による環境への影響をモニタリングしていきます。
バイオマス燃料における持続可能性の確保
再生可能な生物由来のバイオマス燃料を取り扱う当社では、燃料の生産や製造、加工、輸送行程に関するトレーサビリティや合法性について第三者機関の認証を取得しています。現在運転中の国内5基のバイオマス発電所は全てGGL認証を取得し、持続可能なバイオマス発電事業の推進を加速しています。
その他の取り組み事例
水質管理
沖縄県の中城バイオマス発電所では、海水ではなく工業用水を冷却水として使用しております。使用後は下水処理を経て海へ放流することで、周辺海域の温度上昇を防ぐ等、海洋環境保全に配慮しております。また、取水量・排出量のデータを管理し、冷却水の再利用や取水量の測定・監視を通じて取水量を抑制し、水資源の効率的な利用に努めております。
大気汚染の抑制
バイオマス燃料の輸送においては、輸送中の粉塵の飛散を防ぐため、密閉構造を採用した屋根付きの特注トラックを使用しております。発電所では、ばいじん・SOx・Nox等の大気汚染物質の排出抑制のため、排気ガス処理装置を設置しております。さらに、定期的に法定基準に基づいた排ガス測定を実施しております。
生物多様性
発電設備の建設・運転に際して公害や自然破壊の防止を目的として環境アセスメントを実施しております。具体的には、動植物の生態調査を通じて環境影響を評価し、設計・施工に反映しております。また、国内で使用する燃料については、燃料調達先での焼畑農業や違法伐採による生態系破壊を防ぐため、第三者機関による認証を取得した燃料を調達しております。
廃棄物管理
発電所では、排気に含まれる微細な灰を除去するため、バグフィルターを設置し、周辺環境および人体への影響を防止しております。また、PKSの燃焼によって生じた灰は全量回収し、セメント原料として造粒固化し再利用しております。このセメント原料は、一部公共事業の建材としても活用されており、廃棄物の有効活用を通じて環境保全に貢献しています。
CO2フリープランの拡充
当社販売子会社であるエバーグリーン・リテイリング株式会社は、2024年度より、すべてのお客さまのご契約をCO2フリープランへと切り替えました。これにより、2024年度は約38万トンのCO2排出削減に貢献しております。今後も、実質CO2フリーの電力をリーズナブルな価格で提供し、より多くのお客さまにクリーンな電力をご利用いただけるよう、サービスの拡充に努めてまいります。
※FIT:再エネの普及を図るため、電力会社に再エネで発電された電気を一定期間固定価格で買い取ることを義務づけた制度。