サムスンC&Tジャパンとの日本国内での系統用蓄電池事業における共同開発実施等の合意に関するお知らせ
イーレックス株式会社
サムスンC&Tジャパンとの日本国内での系統用蓄電池事業における共同開発実施等の合意に関するお知らせ
イーレックス株式会社(本社︓東京都中央区、代表取締役社長︓本名 均、以下「当社」)はサムスンC&Tジャパン株式会社(本社︓東京都港区、代表取締役︓鄭 源錫、以下「SCTJ」)との間で、2025年10月31日、日本国内における系統用蓄電池システム(BESS)事業の共同開発実施等(以下「本共同開発」)の合意に関する覚書を締結いたしましたのでお知らせいたします。
両社は、折半出資する合弁会社を通じて本共同開発を実施し、全国規模での系統用蓄電池プロジェクトの開発を目指してまいります。また、2025年9月4日付で当社が発表した宮崎県串間市での出力2MW・蓄電容量8MWh規模の蓄電所への共同出資も準備中です。
1.覚書締結の背景と目的
 日本の第7次エネルギー基本計画で再生可能エネルギーの導入拡大が目標とされている中、日本の電力系統では需給調整力の確保が喫緊の課題となっております。特に、太陽光発電や風力発電等の自然変動電源における出力変動に対応し、系統の安定性を維持するためには、大規模な蓄電池システムの導入が不可欠とされております。資源・エネルギー庁の試算によれば、2030年までに14.1~24.8GWh規模の蓄電池導入が見通されており、系統用蓄電池市場は今後急速な成長が見込まれております。
 当社は、日本国内での電力トレーディング事業や発電事業、各種許認可対応に豊富な経験を有しており、案件開発からO&M(運用・保守)までの体制の構築に強みがあります。SCTJは、調達力や金融スキーム構築に強みがあります。
 このような両社の強みを融合することで、競争力の高い系統用蓄電池事業モデルを構築し、日本のエネルギーインフラ強化に貢献いたします。
2.今後の展望
 両社は、今後ワーキンググループを設立し、2026年の開発目標等を検討してまいります。その中で、20MW以上の大型案件についても取り組む予定です。
 また、当社は本共同開発において、系統用蓄電池のアグリゲーション業務(充放電等の運転に関する計画業務、各種市場対応等)の受託を見込んでおります。
 このように、両社は、本共同開発の推進により、日本の再生可能エネルギーの普及拡大に貢献してまいります。
以上
■ お問い合わせ先
イーレックス株式会社 IR 広報部
TEL: 03-3243-1167   FAX: 03-3243-1184
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