- 海外事業
イーレックス、ベトナムの石炭火力で3基目となるバイオマス混焼試験を開始
脱炭素に向けたビナコミンパワーホールディングスとの共同試験
イーレックス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:本名
均、以下「当社」)は、この度、ベトナムで3基目となるバイオマス混焼試験(以下「本混焼試験」)を開始いたしましたのでお知らせいたします。
これは1、2基目に引き続き、ビナコミンパワーホールディングス(本社:ベトナム・ハノイ、General
Director & CEO : Bùi Minh Tân 以下、「ビナコミンパワー」)と共同で実施するもので、今回はビナコミンパワーの所有する石炭火力 ノンソン 発電所(Nong Son、30MW×1 基)において、2026
年 9 月 15日にバイオマス燃料の投入を開始しました。まずは木質ペレットとの混焼試験を実施、その後に木質チップの混焼試験も実施する計画です。
木質ペレットと石炭を混ぜる様子(1)

木質ペレットと石炭を混ぜる様子(2)

1.経緯
ベトナムでは、電力需要が年率 10%程度増加する中、電源の約半分を石炭火力に依存しております。また、ベトナムは 2050
年カーボンニュートラルを宣言しており、第8次国家電力基本計画では、稼働から20年以上の石炭火力においてバイオマス等の混焼を開始する方針です。自国で調達可能なバイオマス燃料による混焼は、二酸化炭素排出量の削減およびエネルギー自給率の向上に資するものです。
本混焼試験は、2022年9月にベトナムの国営ベトナム石炭鉱産物グループ(ビナコミン)の子会社であるビナコミンパワーとの間で調印した石炭火力へのバイオマス混焼等に関する覚書およびその覚書の付録書(2025年6月17日締結)に基づき実施しています。
2025年9月~11月には、ナズオン発電所でベトナム初のバイオマス混焼試験を行い、混焼率20%までの木質チップによるバイオマス混焼を実施いたしました。また、2025年12月~2026年1月にはカオガン発電所で2基目の混焼試験を行い、木質ペレットによる混焼率
30%を達成しました。
2.本混焼試験概要
本混焼試験は、バイオマスを最大20%まで混焼します。燃料は木質ペレットおよび木質チップを使用予定です。
| 対象発電所 | ベトナム・ビナコミンパワー社 ノンソン発電所(石炭火力) |
| 出力 | 30MW |
| 混焼比率 | 5~20%まで段階的に実施 |
| 混焼用燃料 | 木質ペレットとの混焼試験、木質チップとの混焼試験をそれぞれ予定 |
また、1、2基目に引き続き、2026年7月に経済産業省資源エネルギー庁による令和7年度「資源国脱炭素化・エネルギー転換技術等支援事業費補助金」に採択されております。本混焼試験では、本補助金を活用いたします。
参考:イーレックスの海外事業
当社は、ベトナムおよびカンボジアにおいてバイオマス発電所の建設等、脱炭素に向けた事業展開を推進しています。これは両国の脱炭素に貢献するだけでなく、エネルギー自給率の向上や雇用の創出にも資するものと考えております。

【海外事業の主な取り組み】
| 2025年 | 3月 | ベトナム・トゥエンクアンペレット工場製造開始 |
| 4月 | ベトナム・ハウジャンバイオマス発電所運転開始 | |
| 9月 | ベトナム・ビナコミンパワー ナズオン発電所バイオマス混焼試験開始 | |
| 11月 | ベトナム・ビナコミンパワー ナズオン発電所バイオマス混焼試験完了(混焼率5~20%) ベトナム・イエンバイバイオマス発電所EPC契約締結 | |
| 12月 | ベトナム・トゥエンクアンバイオマス発電所EPC契約締結 ベトナム・ビナコミンパワー カオガン発電所バイオマス混焼試験開始 | |
| 2026年 | 1月 | ベトナム・ビナコミンパワー カオガン発電所バイオマス混焼試験完了(混焼率5~30%) |
| 4月 | ベトナム・ビナコミンパワーとの混焼事業商用化に向けたMOU締結 | |
| 6月 | カンボジア・水力発電所湛水開始 | |
| 9月 | ベトナム・ビナコミンパワー ノンソン発電所バイオマス混焼試験 | |
| 2027年度 | カンボジア・バイオマスおよび太陽光発電所運転開始予定 ベトナム・イエンバイバイオマス発電所運転開始予定 ベトナム・トゥエンクアンバイオマス発電所運転開始予定 |
以上
■ お問い合わせ先
イーレックス株式会社 IR 広報部
TEL:03-3243-1167
E-mail:pr.info@erex.co.jp