共創の理念でつくるインパクト
地域の持続可能な暮らしに寄り添う事業を目指してSOCIAL
イーレックスが事業を行う上で重視しているのが、様々なパートナー企業の皆さま、そして発電所建設地となる地域の皆さまとの協力関係です。それは、私たちが目指すゴール「脱炭素社会の実現」とも密接につながります。企業単体で新たな価値を追求するのではなく、社会と一体となって価値を創造し、これを享受できることが持続可能な未来であると考えているからです。
地域のビジネス活性化に貢献
「イーレックスのバイオマス発電所が稼働することで、当時、稼働を停止していた発電施設が再利用されるなど、地域の様々な企業が恩恵を受けることになりました。これは非常に大きなことだと思います」
そのように語ってくださったのは、海外から貨物船にて運ばれてくるバイオマス燃料を、港での荷下ろしおよび土佐発電所(高知県高知市)までの輸送を担っていただいている協和運輸株式会社社長の徳平豊氏です。
同社では、2013年5月からのパートナーシップで、現在では年間に約10万トンのPKS※を運んでいただき、発電所の安定稼働に大いに貢献いただいています。
「カーボンフリーの最先端とも言えるバイオマス発電事業に関わることで、会社の信頼性も向上します。どちらか一方だけの利益ではなく、お互いにwin-winの関係を築けることが、サステナビリティなビジネスの在り方だと実感しています」

協和運輸株式会社の皆さま
- ※PKS…Palm Kernel Shell。パーム椰子の種からパーム油を採油した後の残渣物(殻の部分にあたる)。
交流を深め、活力を生む
発電所のある大分県佐伯市は、美しい海と木々に囲まれた風光明媚な街です。発電所の従業員を中心に、日々安全・安定的な発電所の運転を行いながら、地域の祭礼やイベントの参加・支援、自治体や商工会議所への協力など積極的に地元との交流を深めています。夏休みに開催する「親子でんき教室」や、スーパーサイエンスハイスクールの指導員※を委嘱されるなど、地域の教育への参加にも力を入れております。発電所は単なるエネルギー生産施設ではなく、クリーンな電力をつくると同時に、地域の活力を生む存在でなければならない。それを目指して運営していくべき、とイーレックスは考えています。当発電所のスタッフは、ほとんどが地元の住民です。地域に雇用を創出することも、私たちイーレックスの大切な使命と考えています。

自然環境豊かな大分県佐伯市
- ※スーパーサイエンスハイスクール(SSH)とは、文部科学省指定の高等学校等において、先進的な理数教育を実施するとともに、大学との共同研究や、国際性を育むための取組を推進する取り組みのこと。
グローバルで持続可能な社会の実現を目指すいまだからこそ、企業と地域社会の共生は不可欠です。イーレックスは、発電所の周辺地域はもちろん、ビジネスを通じて接点のある国や地域の人々にも貢献できるよう、これからも挑戦し続けます。