バイオマス燃料は、木材や枝葉などから作られる生物由来の再生可能なエネルギー源です。
原材料の成長過程で行われる光合成によるCO2の吸収量と、燃焼によって排出されるCO2の排出量が相殺され、実際に大気中のCO2の増減に影響を与えない「カーボンニュートラル」な燃料です。また、農作物の残渣や未利用材などを活用することで廃棄物の軽減にも繋がります。
PKS
PKSとは、パーム椰子の殻の部分で、パーム油を生産する過程で発生する農作物残渣です。水分含有量が少なく、発熱量が高いことから、バイオマス燃料として注目されています。
自社商流においては、燃料発生地点(搾油工場)以降における持続可能性(合法性)の確保を証明するためにイーレックス株式会社および発電子会社(イーレックスニューエナジー佐伯株式会社、豊前ニューエナジー合同会社、沖縄うるまニューエナジー株式会社、大船渡発電株式会社)において第三者認証であるGGL(Green Gold Label)を取得いたしました。
第三者認証であるGGL(Green Gold Label)には次のa)~d)の要求事項が含まれGGL認証取得各社において各内容にコミットしております。
a) 関連する従業員全員が、GGL参加者の手順と要求事項を実施するための認識をもっていることを確認する
b) マネジメントレビュー
c) 必要とされる資料の利用可能性
d) 内部監査
燃料輸入商社等からの商流においても、流通関係各社に対して第三者認証取得に必要な情報提供や手続きの支援を行うとともに、自社でも燃料発生地点(搾油工場)以降の流通経路の確認に取り組んでいます。
木質ペレット
木質ペレットとは間伐材や製材時などに発生する木くずやなど廃材となる木材を圧縮して固めたものです。
燃料発生地点以降は十分な注意・確認を行った上で持続可能性(合法性)が証明された木材のみを取り扱い、流通関係各社にて林野庁のガイドラインに基づき、国際的な森林管理基準であるPEFCや、適正に管理された森林から産出した木材であることを証明するFSCなどの第三者森林認証を取得済です。