豊富な知識と経験、電力安定供給のプロフェッショナル
日々刻々、変動する需要や電力価格を見極めながら電力の調達・卸売を行い、需給バランスを保ちつつ収益を追求するのが、トレーディング事業です。燃料取引、電力事業全般、需給調整等の経験を持つメンバーが、電力政策変更に柔軟に対応しながら、電力取引の精度向上に努めています。
電力のトレーディング業務を幅広く手がける
創業当初は、相対電源から調達した電力のみを販売しておりましたが、2005年4月、JEPX(日本卸電力取引所)の取引開始とともに、イーレックスも市場取引をスタートしました。現在はデリバティブ取引や、環境価値取引など、電力関連のトレーディング業務を幅広く手がけています。
現在、イーレックスが取り扱う電力は3種類。自社の発電所の電力、相対電源からの電力、そしてJEPXで取引する電力です。市況に応じて、これらの調達比率を調整し、電源構成の最適化と経済性の両立を図っています。
自社バイオマス発電所の強みを活かし、安定価格で電力を確保
電力は貯蔵できないため、常に需要(消費電力量)と供給(発電量)をマッチさせる必要があります。需要側では経済状況に影響を受けるほか、夏の猛暑や冬の寒さによる気温によっても電力需要は大きく変動します。また、供給側では火力発電所の使用する燃料の価格に大きな影響を受けます。長期的な経済状況、天候や気温の長期見通しを鑑みながら需要を予測し、より安価な電力を適正量調達するのが、トレーディング事業の目的です。自社でバイオマス発電所を所有し、多種多様な相対電源を確保することで、市場価格の高騰時にもインパクトを抑え、安定した価格で電力を確保できることが、イーレックスの大きな強みと言えます。