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私たちのコミットメント

イーレックスグループのサステナビリティ

 当社グループは、「2030年ビジョン」において、「~持続可能な社会の実現のために~再生可能エネルギーをコアに電力新時代の先駆者になる」をスローガンに掲げており、主力事業の一つであるバイオマス発電事業を通じて直接的に脱炭素社会の実現に貢献しています。

 当社は2013年以来、バイオマス発電事業を営み、現在では国内に5か所のバイオマス発電所を運営し、電力小売りにおいてはCO2フリーメニューを販売し、ご利用される皆さまのCO2削減に貢献しています。
 当社のバイオマス発電は、パーム油を搾った残渣であるPKSや木質ペレット等の植物由来の燃料を使った再生可能なエネルギーによる発電です。原材料の成長過程で行われる光合成によるCO2の吸収量と、発電時の燃焼によって排出されるCO2の排出量が相殺され、実際に大気中のCO2の増減に影響を与えない「カーボンニュートラル」とされる燃料です。

 この国内での知見を活用し、現在、ベトナムとカンボジアを中心とした東南アジアでもバイオマス発電事業に取り組んでいます。東南アジアでは、経済成長に伴い電力需要が拡大しており、その中で脱炭素が求められています。一方でこの地域は、熱帯モンスーン気候であり、未利用のバイオマス資源が豊富に存在しています。この豊富な資源を活用するバイオマス発電は、東南アジアの経済成長と脱炭素の両立を実現する大変有効な解決策だと考えています。また、バイオマス発電事業は天候に左右されず発電が可能であるため、他の再生可能エネルギーに比べ稼働時間も長く、安定的な発電が可能です。これらには燃料の搬入や発電所の運転など、労働力として現地で働く人々の力が必要ですが、言い換えれば雇用を通じて現地の経済活性化や農業の振興に貢献することにつながります。
 我々はこの事業から利益を獲得し、さらに、近い将来にはカーボンクレジットの仕組みを通じた収益も見込めます。これらの利益を再投資することにより、まさにサステナブル(持続可能)な事業活動を行います。SDGsの“誰一人取り残さない“という目標、また、「貧困をなくそう」「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」をはじめとする諸問題の解決につなげることができると考えております。

 CO2の削減に関しては、当社事業が世の中のCO2削減にどれだけ貢献しているかを「削減貢献量」として計算し、2030年に2500万t-CO2/年のCO2削減に貢献する目標を立てています。
 今後は日本国内にとどまらず東南アジアを中心にバイオマス発電所の新設、既存石炭火力発電所のバイオマスへの燃料転換(フューエルコンバージョン)、新たなバイオマス燃料の開発、その他、太陽光発電所の開発など様々な取り組みを精力的に進めていきます。

 脱炭素、CO2削減は国内だけではない、ボーダレスな課題です。我々は事業を通してこの課題に応えて行きます。現在取り組んでいるカーボンクレジット、そしてその先には、カーボンネガティブを見据えて植林事業に取り組み、イーレックスは未来を変えていきます。

 私は、地球環境問題をはじめ、人権問題などさまざまな社会の課題に向き合い、社会の発展や課題解決により大きな貢献を果たすべくチャレンジすることは、事業競争力の強化にもつながると考えています。SDGs実現に貢献することを通じて、企業としての持続性を高める取り組みは、我々の経営そのものです。
 こうした考えのもと、サステナビリティ目標を含め、当社ビジョンを達成するためには、社員一人ひとりが変革し、会社として価値創造力を高め、社会的課題を解決していくことが不可欠です。人財マネジメントにも積極的に取り組み、社員が自由な発想でより多くの社会的課題の解決に挑戦できる環境を構築し提供していきます。

 これからもイーレックスはすべてのステークホルダーとの責任ある対話に取り組み、事業を通じた社会的課題の解決と、イーレックスの持続的成長に取り組んでまいります。

以上

イーレックス株式会社
代表取締役社長 本名 均